仕訳攻略(貸借対照表)
勘定科目には、それぞれグループがあります。
今回は、貸借対照表編です。

貸借対照表はグループが3つ
貸借対照表に関する勘定科目は、次の大きく分けて3つに分類されます。
資産・・・借方(左側)⇒ 現金、売掛金 など
負債・・・貸方(右側)⇒ 買掛金・借入金 など
資本(純資産)・・・貸方(右側)⇒ 資本金 など
勘定科目が、どのグループに属しているのかを考える癖をつけるのと、
同時に、資産(左側)、負債・資本金(右側)どちら側にあるのかも覚えてください。
—————————————————————————————
失敗談
簿記習いたての頃、入金伝票の仕訳問題が出たのですが、上記のグループ・場所を
理解していなかったため、貸方(右側)に現金と平気で書いて✖をもらっていました。
ちなみに、私は、居残り補習が待っていました・・・。
—————————————————————————————
勘定科目の意味の重要性
勘定科目を見ていくと、似ている勘定科目が、ちらほらあります(例:前払金・前払費用)
どうすればいいのか?
結論 ⇒ 覚える
こればかりは、どうしようもないです。
ざっと、勘定科目の説明を載せておきます。
資産(会社の財産)
現金:手元にある現金や通貨代用証券(他人振出小切手など)。
当座預金:小切手や手形を決済するために銀行に預けているお金。
普通預金:銀行の普通預金口座にあるお金。
受取手形:他人が振り出した手形を受け取り、後日お金を受け取る権利。
売掛金:商品を販売し、代金をまだ受け取っていない権利。
電子記録債権:手形に代わる、電子的な支払いの権利。
貸付金:他者にお金を貸し付けた際の、返済を受ける権利。
未収入金:本業以外で、代金をまだ受け取っていない権利。
仮払金:用途や金額が未確定のまま、一時的に支払ったお金。
立替金:従業員などの代わりに一時的に立て替えたお金。
前払金:商品を仕入れる際などに、代金の一部を先に支払ったお金。
商品:販売目的で仕入れたもの。
建物:事業に使う建物。
土地:事業に使う土地。
備品:机、PC、エアコンなど、事業に使う比較的高価な物品。
車両運搬具:営業車やトラックなど、事業に使う乗り物。
消耗品:事務用品や日用品など、使えばなくなるもの。
前払費用:家賃や保険料など、まだサービスを受けていないのに先に支払った費用。
未収収益:すでにサービスを提供したのに、まだ受け取っていない収益。
有価証券:売買目的で保有する株式や公社債。
貸倒引当金:将来売掛金などが回収できなくなる場合に備えて設定する、資産のマイナス勘定。
負債(会社の借金)
買掛金:商品を仕入れ、代金をまだ支払っていない義務。
支払手形:他者から受け取った手形を振り出し、後日お金を支払う義務。
電子記録債務:手形に代わる、電子的な支払いの義務。
借入金:銀行などからお金を借りた際の返済義務。
未払金:本業以外で、代金をまだ支払っていない義務。
未払費用:家賃や利息など、サービスは受けたのにまだ支払っていない費用。
仮受金:用途が未確定のまま、一時的に受け取ったお金。
前受金:商品を販売する際などに、代金の一部を先に受け取ったお金。
預り金:従業員から徴収した所得税など、会社が一時的に預かっているお金。
資本・純資産(会社の元手)
資本金:会社設立時に出資された元手。
引出金:個人事業主が事業用のお金を私的に使った場合に一時的に使う勘定。
繰越利益剰余金:過去の利益の蓄積。
コメント