簿記3級の収益勘定|「入金=収益」ではない

収益勘定 秘訣

収益は、商品販売やサービス提供などによって生じた会社の稼ぎです。増えたときの定位置は貸方(右側)です。

ここで注意したいのは、お金が入っただけでは収益とは限らないこと。借入れ、前受金の受取り、売掛金の回収も入金ですが、収益ではありません。

代表的な収益

科目 内容
売上 商品を販売して生じた収益
受取手数料 サービス提供などで生じた手数料収益
受取家賃 不動産等を貸して生じた収益
受取利息 預金や貸付金から生じた利息

売上は利益そのものではありません。売上などの収益から、仕入・給料・家賃などの費用を差し引いて利益を求めます。

収益になる入金

商品100,000円を販売し、現金で受け取った:

(借)現金 100,000円 /(貸)売上 100,000円

預金利息1,000円が普通預金へ入金された:

(借)普通預金 1,000円 /(貸)受取利息 1,000円

入金しても収益でない例

銀行から100,000円を借りた:

(借)普通預金 100,000円 /(貸)借入金 100,000円

売掛金50,000円を回収した:

(借)現金 50,000円 /(貸)売掛金 50,000円

商品の手付金10,000円を受け取った:

(借)現金 10,000円 /(貸)前受金 10,000円

どれも現金は増えますが、借入金は負債、売掛金回収は資産同士の振替、前受金は将来商品を渡す義務です。

判断のコツ

  1. 商品を渡した、またはサービスを提供したか
  2. その結果として当期の稼ぎが生じたか
  3. 単なる借入れ・回収・前受けではないか

「入ってきたお金」ではなく、「なぜ入ってきたか」を見る。これが収益勘定を間違えないコツです。

コメント